香港国家安全維持法から1年、返還記念24周年
—香港の現状と展望を読み解く―
国安法施行から1年を迎え、香港では何が変わったのか。
そして香港はどこへ向かうのか。
香港の民主主義の行方から、国際社会の役割について考える。
2019年、香港の中国返還から23年となる7月1日前夜、「香港国家安全維持法」が施行された。黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、周庭(アグネス・チョウ)などの民主化活動家や、香港メディア界の大物で民主活動家の黎智英(ジミー・ライ)氏に実刑判決が下され、高度な自治が脅かされる香港。香港立法会(議会)の前議員で、民主活動家の羅冠聰(ネイサン・ロー)や許智峯(テッド・フイ)など、香港を離れ、国際社会に香港人の声を伝える「国際戦線」を展開していく動きも活発になっている。
香港政治研究の第一人者である立教大学の倉田徹教授、2020年10月まで逃亡犯条例改正案への抗議デモを発端とする香港民主化運動の取材を担当してきた朝日新聞・元香港支局長の益満雄一郎さん、2019年11月に、留学中の香港中文大学が催涙弾と火炎瓶の飛び交う抗争地と化すという衝撃的な体験を経て、現在香港で国際弁護士として活躍される増山健弁護士を迎え、各々の立場からこの激動の1年を振り返る。司会に香港についての執筆やイベント、メディアに多く出演する香港出身のフリーライターの伯川星矢さん。
■登壇者
倉田徹(立教大学教授)
益満雄一郎(朝日新聞コンテンツ編成本部・元香港支局長)
■オンライン中継
増山健(弁護士法人淀屋橋・山上合同 日本弁護士/香港登録外国法弁護士)
■司会
伯川星矢(フリーライター)
■主催者:香港雨傘運動展(UME)
(写真:中村康伸)
■日時:6月25日(金)
OPEN 18:00 / START18:30
■会場:LOFT9 Shibuya
東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 1階
※渋谷駅下車、Bunkamura交差点左折、ユーロスペースビル1F